“神父”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばてれん25.0%
パードレ25.0%
しんぷ25.0%
アツパ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トルレス神父ばてれん、フェルナンデス法弟いるまん、その他の者を従へ、パウロの案内によつてその故郷鹿児島へ上陸したのは一五四九年八月十五日、聖母まりや昇天祭の日であつた。
それは神父パードレ金鍔次兵衛の指図であり、絶望と破壊の遊戯は彼の姿の影であつた。逃亡潜伏に熟達した次兵衛はとにかく、信徒達の狂躁が捕吏に分らぬ筈はない。
わが血を追ふ人々 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
そう云う薄暗い堂内に紅毛人こうもうじん神父しんぷが一人、祈祷きとうの頭をれている。年は四十五六であろう。額のせまい、顴骨かんこつの突き出た、頬鬚ほおひげの深い男である。
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
修道院の玄関の前の月夜なり神父アツパ歩めり話をしながら
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)