“パードレ”の漢字の書き方と例文
語句割合
神父100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは神父パードレ金鍔次兵衛の指図であり、絶望と破壊の遊戯は彼の姿の影であつた。逃亡潜伏に熟達した次兵衛はとにかく、信徒達の狂躁が捕吏に分らぬ筈はない。
わが血を追ふ人々 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
いゝえ、神父パードレさま、私はお金のことばかり考へてゐるわけではありません。アニマのたすかりのことを第一に忘れてはをりませぬ。また、慈善の心も忘れてはをりませぬ。
わが血を追ふ人々 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)