“石畳”のいろいろな読み方と例文
旧字:石疊
読み方割合
いしだたみ76.5%
いしだた11.8%
たたき5.9%
ペーヴメント5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石畳いしだたみ穿下ほりおろした合目あわせめには、このあたりに産する何とかいうかに甲良こうらが黄色で、足の赤い、小さなのがかずかぎりなくむらがって動いて居る。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、わたくしおもってそのもんをくぐってきましたが、門内もんない見事みごと石畳いしだたみの舗道ほどうになってり、あたりにちりひとちてりませぬ。
コップは石畳たたきに砕け、細片はギラギラと鋭角的な光を投げて転がった。……ころんころんころんと部屋の隅まで転がって行く破片かけらのシツッコさ……
古傷 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
落ちたのは二階のバルコニーからでしたが、飯倉台の崖の上に立ったやしきなので、下の石畳ペーヴメントまでは三十尺もあったでしょう。佐良井は頭を打ち割ってあけんで死んでしまいました。
死の舞踏 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)