眼路めぢ)” の例文
眼路めぢ眇茫べうばうとしてきはみ無く、樹蔭こかげも見えぬ大野おほのらや
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
二人巣籠すごもるこのほとり眼路めぢのかぎりはおしなべて
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
眼路めぢの涯絶えてかげらふものもなく
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
砕ける雲の眼路めぢをかぎり
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
眼路めぢひくき彼方かなたうす
(新字旧仮名) / 末吉安持(著)
よきかな 眼路めぢのはて
駱駝の瘤にまたがつて (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
眼路めぢ眇茫びようぼうとしてきはみ無く、樹蔭こかげも見えぬ大野らや
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
眼路めぢのあなたに生ひ茂げる無花果いちじゆくの森、きさの邦。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
眼路めぢのあなたに生ひ茂げる無花果いちじゆくの森、きさくに
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
人住むあたりあかがねの雲、たち籠むる眼路めぢのすゑ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
人住むあたりあかがねの雲たちむる眼路めぢのすゑ。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
患者のしよく眼路めぢのかぎりに擴げられたり。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
桁搆けたがまへ眼路めぢをかぎりて
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)