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相思
ふりがな文庫
“相思”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そうし
77.8%
さうし
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうし
(逆引き)
彼女は若い海軍士官が軍籍を脱することについて家族総反対の中に唯一人の賛成者であった。斯くて二人は自然に
相思
(
そうし
)
の中となった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
西東
(
にしひがし
)
長短の
袂
(
たもと
)
を分かって、
離愁
(
りしゅう
)
を
鎖
(
とざ
)
す
暮雲
(
ぼうん
)
に
相思
(
そうし
)
の
関
(
かん
)
を
塞
(
せ
)
かれては、
逢
(
あ
)
う事の
疎
(
うと
)
くなりまさるこの
年月
(
としつき
)
を、変らぬとのみは思いも寄らぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
相思(そうし)の例文をもっと
(7作品)
見る
さうし
(逆引き)
勘次
(
かんじ
)
とお
品
(
しな
)
は
相思
(
さうし
)
の
間柄
(
あひだがら
)
であつた。
勘次
(
かんじ
)
が
東隣
(
ひがしどなり
)
の
主人
(
しゆじん
)
に
傭
(
やと
)
はれたのは十七の
冬
(
ふゆ
)
で十九の
暮
(
くれ
)
にお
品
(
しな
)
の
婿
(
むこ
)
に
成
(
な
)
つてからも
依然
(
いぜん
)
として
主人
(
しゆじん
)
の
許
(
もと
)
に
勤
(
つと
)
めて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
妻が夫を忘れたときに鏡の破片が
鵲
(
とり
)
になつて夫に告げたといふことや、
相思
(
さうし
)
といふ女が男を戀ひ慕つて墓へ參り、木となつてしまつたが、それが
相思樹
(
さうしじゆ
)
といふのだとか
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
相思(さうし)の例文をもっと
(2作品)
見る
“相思”の意味
《名詞》
相 思(そうし)
互いに慕い思うこと。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
“相思”で始まる語句
相思樹
相思木帖金舞鸞
検索の候補
相思樹
相思木帖金舞鸞
不思議相
“相思”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
福田英子
徳冨蘆花
佐々木邦
長塚節
中里介山
長谷川時雨
夏目漱石
吉川英治
岡本綺堂