“直湿”の読み方と例文
読み方割合
ひたぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
提灯をかざしてよくると、年のころは十三四の小僧が、この大雨に傘も持たず下駄も穿かず、直湿ひたぬれに湿れたる両袖を掻合せて、跣足はだしのままでぴたぴたと行く姿、いかにも哀れに見えるので
河童小僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)