“直参”の読み方と例文
旧字:直參
読み方割合
じきさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また二箇月目に徳川将軍に謁見えっけんして、用人席にせられ、翌年両番上席にせられた。仲平が直参じきさんになったので、藩では謙助を召し出した。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは一方は直参じきさんのお旗下で、とにかく、お上品で三指式みつゆびしきに行こうというところへ、一方は西国大名の中でも荒い評判の鍋島なべしま藩中のお国侍
叔父はそれを聞いて、『なに仇討? それは大変なことを考えている。天下の直参じきさんとして、そんなことを聞き捨てにはならぬ』
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)