“直手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じきしゅ50.0%
ただて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「送り状に、ご直手じきしゅとございます。宛名のお方に、じかにお渡し致して、ご印判はんを頂戴いたします」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これ、早速あれを受け取って、直手じきしゅとある送り状へ、わしの印章をしてつかわせ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして駅にはいにしえもかわらぬ可哀かあいい女がいただろうから、そこで、「妹が直手ただてよ」という如き表現が出来るので、実にうまいものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すず早馬駅はゆまうまや堤井つつみゐみづをたまへな妹が直手ただてよ 〔巻十四・三四三九〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)