“痴人”のいろいろな読み方と例文
旧字:癡人
読み方割合
ちじん62.5%
しれびと18.8%
しれもの12.5%
ばか6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらに、竿頭かんとう一歩、漢室の復興という希望も、はや、痴人ちじんの夢ではありません。その実現を期することができる……と、私は信じまする
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこな痴人しれびと、知らぬまねして聞いてあれば片腹いたい妄言綺語まうごんきご
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
「やあおのれは紅縮緬組の杜鵑之介ほととぎすのすけとかいう奴よな。しつこくまたもや現われて、止めだてするとは無礼の痴人しれもの! とくそこを退け! 退きおろう!」
紅白縮緬組 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
痴人ばかめ!』女王樣ぢよわうさま焦心ぢれッたさうに御自身ごじしんあたましてまをされました、それからあいちやんに振向ふりむいて、『なんまをぢや?子供こども
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)