トップ
>
痴愚
ふりがな文庫
“痴愚”のいろいろな読み方と例文
旧字:
癡愚
読み方
割合
ちぐ
87.5%
ばか
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちぐ
(逆引き)
『尽すかぎりは尽しておる。
悔
(
く
)
ゆるにも及ぶまい。盛遠とて、根からの
痴愚
(
ちぐ
)
ではなし、辻かための手にかかるほどなら……』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私の記憶では
社
(
やしろ
)
は二つあったように思われる。一つは
縁切
(
えんき
)
りの神とせられ、一つは縁結びの神とせられて、
痴愚
(
ちぐ
)
な附近の男女の祈願所となっている。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
痴愚(ちぐ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ばか
(逆引き)
それは、私が
痴愚
(
ばか
)
になったという第一の証拠だが、ハチロウのことをすっかり忘れていたのだ。私とナエーアが、この水面下の島で朽ちはててしまうのはよし。
「太平洋漏水孔」漂流記
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
これも、私がまったく
痴愚
(
ばか
)
になったためか、いや、決してそうではないだろう。
「太平洋漏水孔」漂流記
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
痴愚(ばか)の例文をもっと
(1作品)
見る
“痴愚”の意味
《名詞》
ばか。おろか。
精神遅滞のランクの一つ。かつて、重度のものを「白痴」、中度のものを「痴愚」、軽度のものを「魯鈍・軽愚」と呼称した。
(出典:Wiktionary)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
愚
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“痴愚”の類義語
莫迦
阿呆
鈍
白痴
痴
阿房
馬鹿野郎
馬鹿者
痴人
虚仮
“痴愚”で始まる語句
痴愚凡情
検索の候補
痴愚凡情
愚痴
愚痴交
愚痴談
為愚痴
愚痴妄想
愚痴鈍根
“痴愚”のふりがなが多い著者
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
幸徳秋水
小栗虫太郎
吉川英治
幸田露伴
田中貢太郎