畔倉あぜくら)” の例文
じんは以て下にあつけんは以てもちゐるにたるくわしてゆるめずくわんしてよくだんずとされば徳川八代將軍吉宗公の御治世ぢせい享保年中大岡越前守忠相殿たゞすけどの勤役きんやく數多あまた裁許さいきよ之ありしうち畔倉あぜくら重四郎ぢうしらう事蹟じせき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見合居し處幸手宿の畔倉あぜくら重四郎と三五郎と申者の聲ゆゑ徐々そろ/\立寄たちよりしに相手の者三人はみな切殺され是は浪人らうにんの八田掃部とならびに練馬藤兵衞三加尻茂助と申せし者共なり其時重四郎の申には何卒なにとぞ此死人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)