“産(で)” の例文
何うで盲目縞の筒袖に三尺を脊負つて産(で)て來たのだらうから、澁(しぶ)を買ひに行く時かすりでも取つて吹矢(ふきや)の一本も當りを取るのが好い運さ
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御存じの支那の竜門から産(で)ると言われていた視力若返りの霊剤、あれなんかもじつはこの満洲蛇の油だということが、最近偉い博士先生方の御研究によって判明をいたしました。
誰れが来て無理やりに手を取つて引上げても己れは此処(ここ)にかうしているのが好いのだ、傘屋の油引きが一番好いのだ、どうで盲目縞(めくらじま)の筒袖(つつそで)に三尺を脊負(しよ)つて産(で)て来たのだらうから
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何故(なぜ)でもしない、誰(だ)れが來(き)て無理(むり)やりに手(て)を取(と)つて引上(ひきあ)げても己(お)れは此處(こゝ)に斯(か)うして居(ゐ)るのがいゝのだ、傘屋(かさや)の油引(あぶらひ)きが一番(いちばん)好(い)いのだ、何(ど)うで盲目縞(めくらじま)の筒袖(つゝそで)に三尺(さんじやく)を脊負(しよ)つて産(で)て來(き)たのだらうから
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)