“生(ナ)” の例文
見涯もつかぬ広い緑は、あれはみんな魂の生(ナ)るような、葉の厚ぽったい、あんな樹々だ。菩提樹、沙羅樹、椰子、アンモラ樹。
天子様が、すめらみこととしての為事は、此国の田の生(ナ)り物を、お作りになる事であつた。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾に伊邪那岐ノ命黒御鬘(クロミカツラ)を取りて、投げ棄て給いしかば、乃ち蒲(エビカヅラ)の子(ミ)生(ナ)りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
胡瓜一つ——一つしか生(ナ)つてゐない——をもいで御飯をたべる。
旅日記:02 昭和十三年 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
見涯(みはて)もつかぬ広い線は、あれはみんな魂の生(ナ)るやうな、葉の厚ぼつたい、あんな樹々だ。菩提樹、沙羅樹、椰子、アンモラ樹。