“獄門”の読み方と例文
読み方割合
ごくもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「主殺しは磔刑はりつけだ。もう少しでお前は磔刑になるところさ。幸ひ殺されたのが梅吉だから、打首か獄門ごくもんくらゐで濟むんだらうよ」
殺し金子きんす五百兩うばひ取其のちなほ同所どうしよにて三五郎をも殺害せつがひ致し候段重々ぢう/\不屆至極ふとゞきしごくに付町中まちぢう引廻ひきまはしのうへ千住小塚原に於て獄門ごくもんおこなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「牢内打首」より一段重い死刑は、牢内打首と同じ段取りで打った首だけをさらに梟首きょうしゅするもので、「獄門ごくもん」とよばれるのがそれであった。
せいばい (新字新仮名) / 服部之総(著)