“爲合”のいろいろな読み方と例文
新字:為合
読み方割合
しあは80.0%
しあはせ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年若き客人は刃物は嫌ひなるべし。客人、われ等に逢ひ給ひしは爲合しあはせなり。若し惡棍わるものなどに逢ひ給はゞ、素裸にせられ給はん。金あらば我等にあづけ給へ。
「いまからこんな事ばかり考へてゐて、私はこれからどうしたら爲合しあはせになれるのでせうか?」
生者と死者 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
わがあらかじはかりし如く、さし向ひとなりては何のむづかしき事もなかりき。おん身が得しは只一つの接吻なりしが、わが得しは千萬にて總て殘るくまなき爲合しあはせなりき。