“爲事”のいろいろな読み方と例文
新字:為事
読み方割合
しごと88.2%
なすこと5.9%
せうこと5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何うです、君の方の爲事しごとは隨分氣がつまるでせうね?」つて言つたら、「いや、貴方だから打明けて言ひますが、實に下らないもんです。」
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あづかり歸りしが或日兩親の居ぬひまかんがへ右の文をわたしければお高は容體かたちを改め其方そなたは主人の娘にこひ執持とりもち爲事なすこと不埓ふらち千萬なりかさねて斯樣なる事をなさばためになるまいぞと嚴敷きびしくはづかしめて文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さが野は遠し此處こゝながらの世すて人ともならんは常なれど、憎くき男心におめ/\と秋の色ひとり見て、生ざとりの經佛に爲事せうことなしのあきらめ、夫れも嫌々、とても狂はゞ一世を闇にして
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)