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熔炉
ふりがな文庫
“熔炉”の読み方と例文
読み方
割合
ようろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようろ
(逆引き)
店は
熔炉
(
ようろ
)
の
火口
(
ひぐち
)
を開いたように明るくて、馬鹿馬鹿しくだだっ広い北海道の七間道路が
向側
(
むこうがわ
)
まではっきりと照らされていた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
そこに
堆積
(
たいせき
)
した土塊のようなものはよく見るとみな石炭であった。ため池の岸には子供が二三人
釣
(
つ
)
りをたれていた。
熔炉
(
ようろ
)
の屋根には一羽のからすが首を傾けて何かしら考えていた。
写生紀行
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
すべてを抱擁しなければいけない。われわれの心の熱しきった
熔炉
(
ようろ
)
の中に、否定する力と肯定する力とを、敵と味方とを、人生のあらゆる金属を、
嬉々
(
きき
)
として投げ入れなければいけない。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
熔炉(ようろ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“熔炉”の意味
《名詞》
金属を溶解するための炉。
(出典:Wiktionary)
熔
漢検準1級
部首:⽕
14画
炉
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“熔”で始まる語句
熔
熔岩
熔鉱炉
熔鉄
熔融炉
熔金
熔巖
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ロマン・ロラン
有島武郎
寺田寅彦