“焼夷弾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょういだん95.5%
せういだん4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
移転して三月目にその家が焼夷弾しょういだんで丸焼けになったので、まちはずれの新柳町の或る家へ一時立ち退き、それからどうせ死ぬなら故郷で
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
焼夷弾しょういだんの消し方」「空の体当り」「ジャガ芋の作り方」「一機も生きて返すまじ」「節電と飛行機」不思議な情熱であった。
白痴 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
あの時は自分の病院玄関にも焼夷弾せういだんの重いのが三つも落下したのであつた。自分はいよいよ覚悟し、郷里に逃れようとして、四月三四日には上野駅から出発するつもりでゐた。
三年 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)