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無性髯
ふりがな文庫
“無性髯”の読み方と例文
読み方
割合
ぶしょうひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶしょうひげ
(逆引き)
日の光が斜めに窓からさし込むので、それを
真面
(
まとも
)
に受けた大尉の
垢
(
あか
)
じみた横顔には
剃
(
そ
)
らない
無性髯
(
ぶしょうひげ
)
が一本々々針のように光っている。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
反古
(
ほご
)
を、金の如くのべて、古画を
臨摹
(
りんぼ
)
する。ほそぼそと
燈
(
とも
)
る深夜の
灯
(
ほ
)
かげに、
無性髯
(
ぶしょうひげ
)
の伸びた彼の顔は、芸術の鬼そのものである。
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頤骨
(
あごぼね
)
が
尖
(
とが
)
り、頬がこけ、
無性髯
(
ぶしょうひげ
)
がざらざらと
疎
(
あら
)
く黄味を帯び、その
蒼黒
(
あおぐろ
)
い
面色
(
かおいろ
)
の、
鈎鼻
(
かぎばな
)
が尖って、ツンと
隆
(
たか
)
く、小鼻ばかり
光沢
(
つや
)
があって
蝋色
(
ろういろ
)
に白い。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
無性髯(ぶしょうひげ)の例文をもっと
(7作品)
見る
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“無性”で始まる語句
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無性髭
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滅多無性
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吉川英治
永井荷風
泉鏡花