)” の例文
れ唯己がまゝに鳴くなり、しかも人をして凄絶せいぜつ惋絶わんぜつならしむ、詩人の天地に於ける亦固より彼の音響なり、渠れ唯己がまゝに歌ふ、其節奏は固より彼れの節奏なり、其音響は固より彼の音響なり
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
致せし安間平左衞門と云ふ者はう云ふえんで心安く成しや此儀このぎ有體ありていに申せととはるゝに願山は此事なりと思ひしかば其平左衞門儀は私し京都智恩院ちおんゐんに居りしころ度々れと出會であひゆゑ夫より懇意こんいになり其後私し儀御當地へ參るに付かれも又御當地へくだり私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)