“清汁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すまし71.4%
すましじる14.3%
つゆ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
[九月吸味]御所がき、岩たけ、くるみ、きくな、みる、わさびすみそ、[十月清汁すまし]実くるみ、みる、[十一月吸物]ひらたけ、みる、と出ている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
東京へ出て来て汁粉屋などで食わされた雑煮は馴れないうちは清汁すましじるが水っぽくて、自分の頭にへばりついている我家の雑煮とは全く別種の食物としか思われなかったのである。
新年雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
たづぬるにくはしからず、宿題しゆくだいにしたところ近頃ちかごろ神田かんだそだつた或婦あるをんなをしへた。茄子なす茗荷めうがと、油揚あぶらあげ清汁つゆにして、薄葛うすくづける。至極しごく經濟けいざい惣菜そうざいださうである。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)