“清人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじん55.6%
せいひと22.2%
きよひと11.1%
しんひと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人生れてより下二番町しもにばんちょうに住み巌谷小波いわやさざなみ先生の門人とは近隣のよしみにて自然と相識あいしれるがうちにも取りわけ羅臥雲らがうんとて清人しんじんにて日本の文章俳句を
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
清人せいひと顧炎武こえんぶ亭林遺書中ていりんゐしよちゆうる〔金石文字記あるひは〔碑文摘奇ひぶんてきき(藤花亭十種之一)あるひは楊霖竹菴やうりんちくあんが〔古今釈疑しやくぎ中の字体じていなど通巻つうくわんへん捜索さうさくしたれどもきやうの字なし。
そして、近頃、取った一弟子にも、清人きよひとという名をつけてやった。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし此両説は相悖あひもとらぬかも知れない。何故と云ふに長崎にゐた清人しんひとは来去数度に及んだ例がある。文化六年に江が初て来た時は、逸雲は猶をさなかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)