添乳そへぢ)” の例文
打越て堅石部かたいしべや草津宿草枯時くさがれどきも今日とくれ明日あしたの空も定め無き老の身ならねど坂の下五十三次半ば迄ふところの兒に添乳そへぢを貰ひ當なき人の乳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
泣く児に添乳そへぢする妻のひと間の隅のあちら向き
呼子と口笛 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
暗い下界の地に添乳そへぢして
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
あすのたれか添乳そへぢせん
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
泣く児に添乳そへぢする妻のひと間の隅のあちら向き
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
すてられし子の夢心ゆめごころに我が母に添乳そへぢせられし所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)