混交いれまじ)” の例文
この音から起る混交いれまじつた感覺は別の世界の方へ吾儕を連れて行つた。吾儕は遠く家を離れたやうな氣がした。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
湯の香のする舊い朽ちかゝつたやうな町、左樣かと思ふと繪葉書を賣る店や、玉突場や、新しく普請をした建築物たてものなどの軒を並べた町——斯う混交いれまじつて居るところへ來た。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)