“混血児”のいろいろな読み方と例文
旧字:混血兒
読み方割合
あいのこ78.9%
あひのこ15.8%
こんけつじ2.6%
メチス2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
混血児あいのこめ、そんなつもりならキングだけじゃァ済まねえぞ、とかなんとか吐かしながら、まるで半狂人のようになって飛び出して行った。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
おれは昨夜ゆうべあの混血児あひのこの女がはうりこんだ、薔薇ばら百合ゆりの花を踏みながら、わざわざ玄関まで下りて行つて、電鈴の具合ぐあひを調べて見た。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ふん、分った。この屋敷を建てた混血児こんけつじのヤリウスは、水鉛鉛鉱を売ってもうけたんだろう。貿易もしたのだろう」
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
赤いフランネルの腹巻をしてゐる安南人と仏蘭西人の混血児メチス
あの顔あの声 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)