“涜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けが91.0%
けがれ3.0%
おか1.5%
けがし1.5%
1.5%
けがらは1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この人何ぞかく言うか、これは神をけがすなり、神ひとりのほかは誰か罪を赦すことを得べき」と論じたのであります(二の五—七)。
三四年ぜんよりは別居も同じ有様に暮し居候始末にて、私事一旦の身のけがれやうやく今はきよく相成、ますます堅く心のみさをを守り居りまゐらせ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
朱実は、あなたと初めて伊吹の下で会った時のように、もうけがれのない野の花ではありません。人間におかされてただの女になってしまったつまらない女です。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてイエスに対する心の誠実さえ失わなければ、我々人間の「すべての罪と、けがすけがしとは赦される」のです。
処女の神聖をがさん為めに準備せられた此の建物が、野獣の汚血をけつまみれたのは、定めて浅念なことでせう——きずつけるものの為めには医師を
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
人目あらずば引裂き棄つべき名刺よ、けがらはしと投返せば床の上に落ちぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)