洋刀サーベル)” の例文
僕かあ何時も小隊長だつたから洋刀サーベルを持つてゐたんだが、大體僕は利口だからそれとなく何時も部下に火をつけさせてゐたんだよ。
玩具おもちゃ洋刀サーベルを持ち海老しびの竹ぎれを持った少年の群は、そこでいくさごっこをはじめた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
決闘用の洋刀サーベル二本を、ぶっちがえにして壁にかけた、その下に楕円形の出入り口があり、そこにマドリッドの産らしい、赤金色の垂布たれがかけてあったが、それをかかげて三人の男が
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)