“泥七宝”の読み方と例文
読み方割合
でいしつぱう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八百屋の店に慈姑くわゐがすこし。慈姑の皮の色は上品だなあ。古い泥七宝でいしつぱうの青に似てゐる。あの慈姑を買はうかしら。譃をつけ。買ふ気のないことは知つてゐる癖に。
八百屋やほやの店に慈姑くわゐがすこし。慈姑の皮の色は上品だなあ。古い泥七宝でいしつぱうの青に似てゐる。あの慈姑くわゐを買はうかしら。うそをつけ。買ふ気のないことは知つてゐる癖に。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)