泣付なきつい)” の例文
その時はこねくられたとも何とも、進退きわまり大騒ぎになって、れから玉造たまつくりの与力に少し由縁ゆかりを得て、ソレに泣付なきつい内済ないさいたのんで、ヤット無事に収まった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
れを乞食のように人に泣付なきついて修業をさせて貰うとはさても/\意気地のない奴共だと、心ひそかこれ愍笑びんしょうして居ながら、私にも男子が二人ふたりある、この子が十八
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)