“河岸端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしばた66.7%
かしっぱた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真昼の春の日を浴びて、人込みのなかに立っていて、彼は少し逆上のぼせて来たので、あとへさがって河岸端かしばたの茶店へはいると、兼松もつづいて葭簀よしずのうちへはいって来た。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此方こっち流石さすがに生理学者で、動物を殺すに窒塞ちっそくさせればけはないと云うことをしって居る。幸いその牛屋は河岸端かしばたであるから、其処そこつれいって四足をしばって水に突込つっこぐ殺した。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
チェイン・ローは河岸端かしっぱたの往来を南に折れる小路でカーライルの家はその右側の中頃にる。番地は二十四番地だ。
カーライル博物館 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)