“水道端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいどうばた80.0%
すゐだうばた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体この水道端すいどうばたの通は片側に寺が幾軒となくつづいて、種々いろいろの形をした棟門むねもんを並べている処から、今も折々私の喜んで散歩する処である。
其方そちは加減がわるいと云って引籠ひきこもっているそうだが、どうじゃナ、手前に少し話したいことがあって呼んだのだ、ほかの事でもないが、水道端すいどうばたの相川におとくという今年十八になる娘があるナ
むかうの水道端すゐだうばたに、いまの女房かみさんが洗濯せんたくをしてる、うへ青空あをぞらで、屋根やねさへぎらないから、スツ/\晃々きら/\とほるのである。「おかみさん。」わたしんだ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)