“水道橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいどうばし77.8%
すゐだうばし22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(例の事件につき、至急、赤外線写真撮影を頼む。撮影範囲は、聖橋ひじりばしより水道橋すいどうばしに至る外濠沿岸そとぼりえんがん一帯。行動に注意あれ。M13)
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この次に見つけたらあれを買って来るのだと思いついた時には、自分をのせた電車はもう水道橋すいどうばしを越えて霜夜の北の空に向かって走っていた。
青衣童女像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ひるのうち復習ふくしふが出來なかつたものだから、せめて電車の中でゝもと思つて、動詞どうし語尾ごび變化へんくわ夢中むちうになつてゐるうちに、いつか水道橋すゐだうばしぎてしまひ、ふとがついてみると
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
かぞへつゝたくみも深き御堀端ほりばた此處ここぞと猶豫ためらふ一番町たやすく人は殺せぬ物と田安たやす御門も何時いつか過ぎ心もくらうしふちを右にのぞみて星明ほしあかり九段坂をも下り來て飯田町なる堀留ほりどめより過るも早き小川町をがはまち水道橋すゐだうばし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)