“水膨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずぶく25.0%
みづぶく25.0%
むくま25.0%
むくむ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの顔を見ると、どうしたって、そんな不人情な事をしそうには思えないんだが——うつくしい人が不人情で、冬瓜とうがん水膨みずぶくれのような古賀さんが善良な君子なのだから、油断が出来ない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
顔は水膨みづぶくれに気味悪くふくれ、眼はすさまじく一所を見つめ、鼻洟はななかば開いた口に垂れ込み、だらりと大いなる睾丸きんたまをぶら下げたるその容体ていたらく、自分は思はず両手に顔をおほつたのであつた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
食べると水膨むくむんだよ。……あの上水膨むくまれちゃ、御当人よりはたのものが助からないよ。人が乾殺ほしころしでもするように、陰へ廻っちゃ出過ぎたがる。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
食べると水膨むくむんだよ。……あの上水膨むくまれちゃ、御当人よりはたのものが助からないよ。人が乾殺ほしころしでもするように、陰へ廻っちゃ出過ぎたがる。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)