水泥みどろ)” の例文
蓴菜を掬へば水泥みどろにあまりて照り落つるなりまた沼ふかく
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
水泥みどろなす水澁みしぶきつ。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
手にぎりてかたみに憎み蓴菜じゆんさいの銀の水泥みどろを見つめつるかな
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
水泥みどろなす水澁みしぶに浮きつ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
春いまだひきのたまごも田川には水泥みどろかぶりぬ搖りうごく紐
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
水泥みどろなすくらむねにも
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
春いまだひきのたまごも田川には水泥みどろかぶりぬ揺りうごく紐
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
恋しけどおゆき思はず蓴菜じゆんさいの銀の水泥みどろに掬ひ居つ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)