“水屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずや81.8%
みづや18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右手には机に近く茶器を並べた水屋みずやと水棚があって、壁から出ている水道の口の下に菜種なたね蓮華草れんげそうの束が白糸でわえて置いてある。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
頭巾を取らないで八幡様のお宮の正面まともを避けるようにして、水屋みずやの方へ漫歩そぞろあるきをしているのに、お君はそれと違って、お宮の前へ出てうやうやしく拝礼しました。
短い太皷型たいこがたの石橋を渡ると、水屋みづやがあつて、新らしい手拭に『奉納ほうなふ』の二字を黒々とにじませて書いたのが、微風びふううごいてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
アツ。とくちけたまゝ水屋みづやはう飛出とびだしました。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)