民草たみくさ)” の例文
それだになお、きみ民草たみくさ塗炭とたんにお心さえやすまったことがない。なんとあさましい戦乱のすがたではないか。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この関係にはあてはまりましょうが、君と民草たみくさとの関係には、あてはまらざる義にござりますぞ!
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(時計を見て)もう一時十五分前だ、何かわれわれ民草たみくさにみことのりがくだるわけだな。
これでは民草たみくされるわけである。おかみのご宸念しんねんのたえない道理どうりである。気をわるくするかもしれないが、そなたの祖父そふ信玄しんげんほどの人物も、そのひとりだといわなければならない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)