“毘留善麻利耶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びるぜんまりあ50.0%
びるぜんまりや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金の十字架くるすを胸に懸けて、パアテル・ノステルを口にした日本を、——貴族の夫人たちが、珊瑚さんご念珠ねんじゅ爪繰つまぐって、毘留善麻利耶びるぜんまりあの前にひざまずいた日本を、その彼が訪れなかったと云う筈はない。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで、牛商人は、毘留善麻利耶びるぜんまりやの加護を願ひながら、思ひ切つて、あらかじめ、もくろんで置いた計画を、実行した。計画と云ふのは、別でもない。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)