殿帥府でんすいふ)” の例文
「へい。どうも恐れいります。……が、なんともはや、殿帥府でんすいふ副官ってえお偉い方の前じゃ、ついその、かたくなっちまいやしてね」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてようやく、復職のめどもつき、あとは殿帥府でんすいふ最高の大官、こう大将の一いんが書類にされれば……というところまでぎつけて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たいへんご苦労だがな、従兵一小隊をつれて、急に開封かいほう東京とうけいまで行ってもらいたいのだ。この公文を殿帥府でんすいふまでお届けすればよい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)