“橘媛”の読み方と例文
読み方割合
たちばなひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから七日目に、橘媛たちばなひめのくしがこちらの浜へうちあげられました。命はそのくしを拾わせて、あわれなひめのためにお墓をお作らせになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
日本武尊やまとたけるのみことの軍におられた橘媛たちばなひめなどは、妻としての従軍と考えられなくもない。崇神天皇の時にそむいた建埴安彦タケハニヤスヒコの妻安田アダ媛は、夫を助けて、一方の軍勢を指揮した。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
わたしは早く「橘媛たちばなひめ」が聴きたかった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)