“橘南谿”の読み方と例文
読み方割合
たちばななんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
双六谷に就き、如何にも幽怪な魔所の聯想れんそうを喚び起させるのは、橘南谿たちばななんけいの『東遊記』の中にある「四五六谷」の一文である。
渓三題 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
東西遊記を上梓じょうしして著名な医師、橘南谿たちばななんけいの松島紀行にれば、「松島にあそぶ人は是非ともに舟行すべき事なり、また富山に登るべき事なり」
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
一ばんよく知られているのは肥後ひごの鼠島、是は橘南谿たちばななんけいの『西遊記』続篇という、百五十年ばかり前の旅行記に出ている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)