“楠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くすのき64.2%
くす30.2%
くう3.8%
ナン1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これからはまた新田の力で宮方も勢いを増すでおじゃろ。くすのき北畠きたばたけが絶えたは惜しいが、また二方が世にすぐれておじゃるから……」
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
ともかく日本で今売られている土産品としては出色しゅっしょくのものといわねばなりません。それが持つくすの香りもよいものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
くうちゃんにも列席してもらいたいとは思いますが、遠方のことでもあり、それに万事内輪にと思いますから、おまえたち兄妹きょうだいの総代として鶏ちゃんに出席してもらうことにします。
再婚について (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
すなわちクス科タブノキ属 Machilus の一種で中国に産する多分ナン(クスノキではない)すなわち Machilus Nanmu Hemsl.(今は Phoebe Nanmu Gamble)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)