“大塚楠緒子”の読み方と例文
読み方割合
おおつかなおこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その絵の具で絵はがきをかいて親しい人たちに送ったりしていた。「ねこ」以後には橋口五葉はしぐちごよう氏や大塚楠緒子おおつかなおこ女史などとも絵はがきの交換があったようである。
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
何時いつまでも忘れぬ印象をとめているという方は、さてすくないものと、今更にさびしい思出のなかに、くっきりと鮮かに初対面の姿の目に残っているのは、大塚楠緒子おおつかなおこ女史の面影おもかげでした。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
九条武子、伊藤燁子いとうあきこは、大正の美人伝へおくらなければなるまい。書洩かきもらしてならない人に、樋口一葉女史、田沢稲舟たざわいなぶね女史、大塚楠緒子おおつかなおこ女史があるが余り長くなるから後日に譲ろうと思う。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)