たご)” の例文
木が腐り、糞尿がっていたたごも早速六十荷新調した。阿部の知り合である関係で、商店会社工場などの相当まとまった金額を貰える新しい得意も殖えた。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
笑やアがって……あれまア肥料桶こいたごかたげ出しやアがった、たごをかたせ、アヽ桶をおろして挨拶しているが……あゝ兼だ新田しんでんの兼だ、御厄介ごやっけいになった男だからなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いずれにしろ、従来の行きがかり上、使用しているだけであって、海浜までたごを運び、また、船の中に入れ、しかもあまり多量には入らず、不便この上もなかった。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
彼はたご及び二十荷を積めるトラックを一台購入した。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)