“湯桶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆとう57.1%
ゆおけ28.6%
バス・タブ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて景蔵が湯桶ゆとうの湯を猪口ちょくに移し、それを飲んで、口をふくころに、小女こおんなは店の入り口に近い台所の方から土間づたいに長い腰掛けの間を回って来て
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
すぐ下にいるせいか、斜め後に突き出ている、思わない程太い、湯桶ゆおけのような煙突が、ユキユキと揺れていた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
独逸ドイツでは、スプリイ河と魚類の意識が凍って、浮浪人はその無機物化した魚を発掘して来ては湯桶バス・タブに放して蘇生させて売っていた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)