“根笹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねざさ78.6%
ねさゝ14.3%
ねささ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはり時刻はもう暮近くに、なにげなしに外を見たところが、宿からわずか隔たった山の根笹ねざさの中に、腰より上を出して立っていた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かくてみち梢々やゝ半にいたるころ、日ざしは七ツにちかし、竹助しばしとてみちのかたはらの石にこしかけ焼飯やきめしをくひゐたるに、谷間たにあひ根笹ねさゝをおしわけてきたる者あり
根笹ねささ青薄あおすすきまじってうるしの木などの生えた藪畳やぶだたみの中へ落ちていばらに手足を傷つけられるかであった。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)