“某女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そなた50.0%
ぼうぢよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとつ、某女そなたが兄半兵衛と共に参って、そこのかたくなな敵の城門を叩いてみるのだ。よいかの。真心をこめて訪れるのだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たゞ一人心細き旅路にのぼりけるに、車中しやちゆう片岡直温かたをかちよくをんあによめ某女ぼうぢよ同行どうかうせられしに逢ひ、同女が嬰児えいじふところに抱きて愛撫あいぶ一方ひとかたならざる有様を目撃するにつけても、他人の手に愛児を残す母親の浅ましさ
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)