“柏崎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしわざき63.6%
かしはざき36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信濃国しなののくにでは、上諏訪かみすわから和田峠を越えて、上田の善光寺に参った。越後国えちごのくにでは、高田を三日、今町を二日、柏崎かしわざき、長岡を一日、三条、新潟を四日で廻った。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
八五 土淵村の柏崎かしわざきにては両親ともまさしく日本人にして白子しらこ二人ある家あり。髪も肌も眼も西洋人の通りなり。今は二十六七ぐらいなるべし。家にて農業をいとなむ。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大岡殿きかれまだ其樣に強情がうじやうを云居るがすでに其日は柏崎かしはざきへ昌次郎夫婦して參り夕刻彼所を立歸りしと云にあらずや然らば我が妻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
○こゝに我が魚沼郡うをぬまごほり藪上やぶかみの庄の村より農夫のうふ一人柏崎かしはざきえきにいたる、此路程みちのり五里ばかりなり。途中にて一人の苧纑商人をがせあきびとひ、路伴みちづれになりてゆきけり。