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杜撰
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ずざん
ふりがな文庫
“
杜撰
(
ずざん
)” の例文
杜撰
(
ずざん
)
な案内記ででもあればそういう失敗はなおさらの事である。しかし、こういう意味で完全な案内記を求めるのは元来無理な事でなければならない。
案内者
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その点でいつでも彼女を少し
畏
(
おそ
)
れなければならなかった彼には、
杜撰
(
ずざん
)
にそこへ触れる勇気がなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
このはなはだ
杜撰
(
ずざん
)
な空想的色彩の濃厚な漫筆が読者の中の元気で自由で有為な若い自然研究者になんらかの新題目を示唆することができれば大幸である。
自然界の縞模様
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
いろいろな「間違い」や「
杜撰
(
ずざん
)
」でさえも、最後の結果の
桁数
(
オーダー
)
には影響しないというところにある。
比較言語学における統計的研究法の可能性について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
杜撰
(
ずざん
)
な考証に対してもし識者の教えを受ける縁ともならば大幸である。
日本楽器の名称
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
杜
漢検準1級
部首:⽊
7画
撰
漢検準1級
部首:⼿
15画
“杜”で始まる語句
杜
杜鵑
杜絶
杜若
杜松
杜甫
杜氏
杜切
杜国
杜鵑花