李于鱗りうりん)” の例文
徂徠の奉じて立った復古学は徂徠に先立つことおよそ百五十年前明朝嘉靖かせいの頃の学者李于鱗りうりん王世貞おうせいていらの称えたものである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この他、『唐詩選』の李于鱗りうりんにおける、百人一首の定家ていか卿における、その詩歌しいかの名声を得て今にいたるまで人口に膾炙かいしゃするは、とくに選者の学識いかんによるを見るべし。
読倫理教科書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)