“春日野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かすがの62.5%
かすがぬ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴史的れきしてきにいろ/\な記念きねんのあるこの春日野かすがので、自分じぶん若菜わかなんでゐると、むかしひとも、かうして若菜わかなんでゐたのだから、うっかりすると
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
彼のまことの母の春日野かすがのは、弟が引き取られると同時に行方が分らず、津の国で見た者がいるともいい、大和やまと宮司ぐうじの家で見た者もいるといい、まちまちな噂であった。
野に臥す者 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
春日野かすがぬけぶり※嬬等をとめら春野はるぬ菟芽子うはぎみてらしも 〔巻十・一八七九〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
春日野かすがぬに煙立つ見ゆをとめらし春野の菟芽子うはぎ採みて煮らしも
或る国のこよみ (新字旧仮名) / 片山広子(著)